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1985年に"ジプシー"がパリ郊外でテントを張ってパーティしているところに出くわして以来  まもなく40年、彼らの原郷、言語、風習、家族関係などを調べてきました。　
25の国々にジプシーを訪ね歩き何千人ものジプシーと会話してきました。"ジプシー"が差別用語だとみなされ、1971年以来、彼らは“ロマ"と呼ばれるようになりました。　
この講座では彼らの奏でるさまざまな音楽を通じてその実像に迫ります。(関口義人)

講師紹介
関口　義人（せきぐち・よしと）

音楽評論家、ロマ研究家。

幼少時代からピアノ、バイオリンを学び、中学校時代にバンド活動を開始。

高校では一気にジャズに溺れ、19歳からアメリカに音楽留学。その後、商社勤務の会社員として東欧各地で20年間の駐在勤務を経て帰国。1998年から音楽評論ジプシー取材、執筆活動を展開。2005年～2016年には、世界の音楽に通じた指揮者を招いて解説を聞きながら音楽を聴くイベント「音楽夜噺」を主宰。
早稲田大学文化構想学部（2005年～2011年）
桜美林大学芸術文化学群（2006年～2021年）
首都大学東京都市教教養学部（2013年～2014年）

著書

• バルカン音楽ガイド（2003年、青弓社）
• ロマ素描（スケッチ）（2003年、東京書籍）
• ブラスの快楽 世界の管楽器CDガイド600（2005年、音楽之友社）
• ジプシー・ミュージックの真実 ロマ・フィールド・レポート（2005年、青土社）
• アラブ・ミュージック その深遠なる魅力に迫る（2008年、東京堂出版）
• オリエンタル・ジプシー（2008年、青土社）
• ジプシーを訪ねて（2011年、岩波新書）
• ベリーダンスの官能　ダンサー33人の軌跡と証言（2012年、青土社）
• 図説：ジプシー（2012年、河出書房新社）
• ヒップホップ！〜黒い断層と21世紀（2013年、青弓社）
• ベリーダンス〜伝統と革新のあいだで（2015年、彩流社）
• ユダヤ・リテラシーの視界 アブラハムはディズニーランドの夢を見たか（2015年、現代書館）
• トルコ音楽の700年 オスマン帝国からイスタンブールの21世紀へ（2016年、DU BOOKS）
• 越境する音楽家たちの会話 ワールドミュージックとは何だったのか?（2019年、彩流社）

＊ イスラーム化する世界と孤立する日本の宗教 (2022年、彩流社)

協賛：雪谷地区自治会連合会